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Dr.深堀のラジオde診察室 2026年8月08日 波のように上がったり下がったり うつ病の「揺り戻し」

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調子が良かったのに、突然、

「なんだか体が重い」
「何もしたくない」
「また悪くなったのかな」

そんな日がやってくることがあります。

これを、ここでは「揺り戻し」と呼びます。

うつ病だけではありません。

適応障害やPTSDなど、心に大きな負担がかかった後にも、回復していく途中で調子を崩すことがあります。

でも、これは必ずしも「また最初に戻った」ということではありません。

## 人間の心はゴムのようなもの

人間の心は、….また上がっていく。

心の回復は、…..しながら進んでいくもの**です。

だから、調子が落ちたときに、

「何が原因なんだろう?」

と、必死に原因を探さなくてもいいのです。

## 原因を探し続けると、脳が疲れてしまう

もちろん、原因を知りたい気持ちは分かります。

原因が分かれば、人間は対策できると考えるからです。

でも、原因を追及すればするほど、脳は疲れてしまいます。

今はそもそも、脳が疲れている状態なのかもしれません。

だから、

**「原因を探すより、今は休もう」**

という考え方も必要です。

脳が、…….と、強制終了ボタンを押している。

そんなふうに考えてみてもいいかもしれません。

自家発電のガソリンがもうないのに、セルモーターを何度も回そうとしている。

## 「また落ちたらどうしよう」が新しいストレスになる

揺り戻しが来たとき、……..その不安そのものが新しいストレスになります。

原因が分からない。

いつ起こるか分からない。

いつ終わるか分からない。

人間は、こういう「分からないもの」に恐怖を感じます。

だからこそ、……….が大切なのかもしれません。

不確実なものを、無理に確実にしようとしない。

「今はこういう時期なんだ」

と受け入れる。

それも心を休ませる一つの方法です。

# 5年前にうつ病になったのに、今さら?

例えば、5年前にうつ病を発症した人がいたとします。

「もう5年もたったのに、どうして今になって体の不調が出てくるんだろう?」

そう思うかもしれません。

でも、逆に考えてみてください。

**5年間も頑張ってきた。**

5年間、……..と思ってみる。

繊細な心が弱かったのではありません。

ただ、少し疲れただけ。

エネルギーが切れただけ。

そう考えてみてもいいと思います。

# 揺り戻しが来たときの心構え

### 1.落ちた自分を評価しない……..と受け入れる。

### 2.体が重い日は「回復日」と思う

徹底的に何もしない。

休むことを、怠けることだと思わない。

今はエネルギーを充電しているだけです。

# 揺り戻しを予防するために

自分のエネルギー残量を、……続いたら、「エネルギー切れかもしれない」と考えて休む。**

限界まで頑張ってから休むのではなく、限界になる前に休む。

これが大切です。

また、週単位で…….を調整する。

「できること」と「やらないこと」を明確にする。

特に、

**「………」**

を大切にする。

## あえて時間をかける

今の世の中は、

効率よく。
早く。
無駄なく。

ということが良いとされています。

でも、……….、心にとっては大切な時間だったりします。

**「効率が悪い=悪いこと」ではありません。**

心を休ませるためには、めんどくさいプロセスも大事なのです。

## 「今日はそういう日」でいい

体が……あきらめが肝心なときもあります。

無理に……….

悲観は気分。

楽観は意志。

…………、揺り戻しの時間も少しずつ短くなっていくかもしれません。

安心して休んでください。

### 今週の格言

**「鬱病のゆり戻しは、海の干満のように大潮もあれば小潮の時もある。だが終わりはないように感じる」**byサカナクション 山口一郎

聞き逃された方は、ラジコ(radiko)

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