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Dr.深堀のラジオde診察室 2026年10月31日 不安 ― 薬物療法とカウンセリングで、少しずつ自分を取り戻す ―

「体の不調が気になって、病気ではないかと不安になる」
「いつも緊張していて、なかなか気持ちが休まらない」
「治療を続けているけれど、なかなか良くならない気がする」

このような不安を抱えている方はいませんか?

病気への不安が強くなったり、体の症状が気になって日常生活に影響が出たりすると、気持ちを切り替えようと思っても、なかなかうまくいかないことがあります。

今回は、病気不安症や身体症状症の治療について、薬物療法とカウンセリングの役割、そして回復を考えるうえで大切なことをご紹介します。

### 病気不安症と身体症状症とは?

**病気不安症**は、重大な病気にかかっているのではないか、あるいは病気にかかるのではないかという不安が強く、健康状態を繰り返し確認したり、医療機関を受診しても安心できなかったりする状態です。

**身体症状症**は、体の痛みや不調などの身体症状に対して強い不安や心配が生じ、日常生活に大きな影響が出る状態です。身体症状そのものが気になり、頭から離れなくなることもあります。

薬物療法とカウンセリング、それぞれの役割
。

**1.薬物療法:強い不安や緊張を和らげる**

治療では、必要に応じて抗うつ薬(SSRI)や抗不安薬などを使用することがあります。また、症状や体質によっては漢方薬が選択されることもあります。

薬は、…..

**2.精神療法:不安との付き合い方を身につける**

カウンセリングでは、公認心理師などの専門職と一緒に、…..に気づき、少しずつ別の受け止め方や対処方法を身につけていきます。

マインドフルネスでは、…….、自分に合ったペースで一緒に探していきます。

薬物療法で不安や緊張を和らげながら、カウンセリングで不安との付き合い方を身につけていく。この二つを組み合わせることが、回復を支える大切な方法の一つです。

### カウンセリングは、途中で打ち切られてしまうのでしょうか?

「まだ納得できていないのに、カウンセリングが終わってしまったらどうしよう」

このような心配をされる方もいるかもしれません。

カウンセリングの……..に伝えてみましょう。

「まだ十分に良くなった気がしない」
「カウンセリングを続ける必要があるのか知りたい」

そうした気持ちを話すことも、治療の大切な一部です。

### カウンセリングを続けているのに、変化を感じられないとき

時間をかけてカウンセリングを受けていても、……、回復につながる大切な一歩です。

本人にとっては些細なことに思えても、…..振り返ってみることが大切です。

### 医師の診察は短いのに、カウンセリングには時間がかかるのはなぜ?

「カウンセリングではじっくり話を聞いてもらえるのに、医師の診察は数分で終わってしまう」

そのような違いに、戸惑いを感じる方もいるかもしれません。

これは、医師と公認心理師では、治療の中で担う役割が異なるためです。

**医師の主な役割**
– 症状や経過を確認し、診断や治療方針を判断する
– 薬の効果や副作用を確認し、必要に応じて調整する
– 体や心の状態、安全面に問題がないかを確認する

**公認心理師の主な役割**
– 不安や悩みについて、時間をかけて話を聞く
– 考え方や行動のパターンに気づく手助けをする
– 不安への対処方法や、体の緊張との付き合い方を一緒に考える

それぞれが異なる役割を担い、必要に応じて情報を共有しながら治療を進めていきます。

そのため、医師の診察が短かったからといって、必ずしも自分のことを十分に理解してもらえていないというわけではありません。

もちろん、診察で確認したいことや、医師に直接伝えたいことがある場合は、遠慮なく相談してみましょう。

また、「なかなか回復を実感できない」「いつまで通院すればよいのかわからない」といった気持ちも、カウンセリングの担当者に話してみるとよいでしょう。

### 不安と上手に付き合っていくために

**1.体の緊張に気づく**

肩や首に力が入っていないか……から始めます。

**2.インターネットでの自己チェックを繰り返しすぎない**

体の症状が気になり、……、自己判断を繰り返すのではなく、医師に相談することが大切です。

**3.小さな変化を見つける**

「今日は不安があったけれど、買い物に行けた」
「少しだけ体の緊張が緩んだ時間があった」

このような小さな気づきを大切にしてみましょう。

**4.調子には波があることを知る**

昨日は落ち着いていたのに、……自分の状態を少しずつ理解していくことが大切です。

### 一緒に歩むことが、回復への力になる

治療を続けていると、「いつになったら良くなるのだろう」「本当に変われるのだろう」と不安になることもあるでしょう。

しかし、回復とは、ある日突然すべての悩みが消えることだけではありません。

小さな気づきを積み重ね、……医師や公認心理師と相談しながら、自分に合ったペースで歩んでいきましょう。

**今週の格言**

「一人でできることは少ししかないが、ともに歩めば多くのことができる。」byヘレン・ケラーに帰される言葉

聞き逃された方は、ラジコ(radiko)で