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Dr.深堀のラジオde診察室 2026年7月11日 「~その活動には「脳」と「心」を育てる理由があるかもしれません~」

「子どもが施設で毎日のようにジグソーパズルをしています。いじめのように思ってしまうんです。」

このお気持ちは、とてもよく分かります。

しかし、もしその活動が専門職によって、その方の特性を踏まえて選ばれているのであれば、それは「何もさせていない」のではなく、「その人に合った支援」を提供している可能性があります。

パズルは脳のトレーニングでもある

ジグソーパズルは、一見すると遊びのように見えます。

しかし、脳の働きという視点から見ると、多くの機能を同時に使う活動です。

例えば、

⓵色や形を見分ける「視覚認知」
⓶「さっき見たピースはどこだったかな」と思い出す「ワーキングメモリ(作業記憶)」
⓷「ここに入るかもしれない」と予測する「論理的思考」
⓸完成するまで続ける「注意力・集中力」
⓹指先で細かく操作する「巧緻性(手先の細かな動き)」

これらは、前頭前野をはじめとする脳の複数の領域を協調して使う活動です。

そのため、作業療法や認知機能訓練の場面で取り入れられることがあります。

「……..」という経験が脳を育てる

人は目標を達成すると、脳内でドーパミンという神経伝達物質が働きます。

ドーパミンは…….という意欲や学習にも関わっています。

パズルは、…………..でも大切な要素です。

心を落ち着かせる時間になる

知的障害や発達障害のある方の中には、不安を感じやすい方もいます。

パズルに集中している時間は…….マインドフルネスに近い状態であり、……..
……、さらにリラックスしやすくなる方もいます。

「こだわり」はなくすものではなく、生かすもの

「なぜその行動をするのか」を理解し、その特性を生活の中で生かす支援が重視されています。

例えば、

洗濯物を丁寧にたたむ
タオルを色別に仕分ける
ペットボトルを種類ごとに分ける
ジグソーパズルを組み立てる

これらは単なる「暇つぶし」ではありません。

「安心できる活動」であり、「集中できる活動」であり、「成功体験を積める活動」でもあります。

また、支援者は「こだわりをやめさせる」のではなく、「…..」「疲….」といったサインにも目を向けています。

「困った行動」の中に、その人らしい才能がある

支援の現場では「困った行動」だけを見るのではなく、………..。

例えば、

…….が好きなら、仕分けや整理整頓が得意かもしれません。
配置を変えることが好きなら、……力があるのかもしれません。
同じ作業を丁寧に続けられるなら、……が強みかもしれません。

支援は「みんな同じ」ではありません

もちろん、すべての方にパズルが合うわけではありません。

本人が苦痛を感じていたり、支援の目的が説明されないまま漫然と続けられていたりするのであれば、見直しが必要です。

だからこそ、保護者が疑問を持ったときは、遠慮なく施設に聞いてみてください。

「なぜこの活動を選んだのですか?」
「この子にはどんな目的がありますか?」

多くの施設では、その方の特性や目標に合わせて活動を選んでいます。

枠組みがあるからこそ自由になれる

ジグソーパズルには完成図があります。

枠があるからこそ、安心して挑戦でき、一歩ずつ前へ進めます。

人生も同じです。

今週の格言

「幸福の門は外に開くのではなく、内に向かって開く。」byキェルケゴール

聞き逃された方は、ラジコ(radiko)

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