ドーパミン的愛情:熱愛、情熱的な愛、高揚感、興奮、ドキドキ感など…….期間限定の感情。
オキシトシン的愛情:相手といるだけで………….穏やかな愛情で好きな気持ちが続くものを指す。
オキシトシンは別名「愛と絆のホルモン」・「愛着ホルモン」、パートナーと一緒にいる時の……性欲やときめき感とはまったく別の感情である。
ドーパミンは悪いもの?
恋愛においては、魅了ホルモンとも呼ばれている。ドーパミンと聞くと、よくアルコールや覚醒剤、ギャンブルなどの各種依存症に強く関係しているなど……我々の脳にワクワク感というものをもたらせてくれる素晴らしい脳内神経伝達物質。ただ、そのワクワク感が時として依存というものに繋がってしまう危険性があるのは紛れもない事実…..我々が何か魅力的な対象物を目にしますと、気分が高揚してワクワクしたり、ときめいたりすると同時に疲れも感じにくくなる。これは、脳内報酬系が心と身体の状態を変化させて、……を動かしているのがドーパミンという神経伝達物質。ドーパミンとは決して悪いものではなくって…….に分泌され、成功体験や楽しい出来事を追い求める原動力として我々の生活には欠かせない存在。一方で、心を落ち着かせる働きを持つセロトニンのレベルは下げる。
一方、愛着ホルモンとも呼ばれているオキシトシンは、パートナーと一緒にいる時の満ち足りた感情、即ちやすらぎと言いますか愛着感情をもたらします。
オキシトシン的愛情を獲得するには
パートナーと手を繋いだり、……..が獲得されることが様々な脳科学的実験から明らかになっています。
オキシトシンは、…………を組んで何らかの仕事や作業をすることでもその働きを高めら、母性を司る脳内ホルモンでして、周囲に無償の愛を与えられる精神状態に導いたり、…….恋愛で美しくなるための鍵になる物質とも考えられている。またオキシトシンは女性の方が出産される時や授乳される時などにも…….その絶対量はほぼ決まるともされ、愛されて育った人のほうが分泌量が多いという傾向があることも分かってる。
女性のオキシトシンは出産適齢期をピークに減っていく?
その通りですなんですが、その後の人生に………を高めることはできますので、そう心配することはない。
恋愛にまつわるもう一つの重要なホルモンであるフェニルエチルアミン、通称PEAの特性によるもの。
PEA:脳の中で作られる天然麻薬成分のことで、……に特化したホルモン。良く言われる吊り橋効果で隣の相手に恋をしてしまうような時にいっぱい分泌される。
PEAの悲しい特性
そもそも、恋愛の中で最も重要なのが、このフェニルエチルアミン即ちPEA、人が恋をするとこのホルモンが脳内に大量に分泌される。
恋愛の初期に分泌されるこのPEAは脳の下垂体から分泌され、…….この恋愛ホルモンが充満することによって、理性を司る前頭葉の働きが抑えられてしまうため思考力や判断力だって下がってしまう。それ故、激しい恋に陥っている際には誰もがどこか上の空の状態になってしまうわけです。
恋愛感情が盛り上がっている間に分泌されるPEAが……..という状態は実はこのPEAによるもの。
PEAの分泌が盛んになるのは恋愛初期の3カ月からせいぜい3年以内くらいだと言われている。……..PEAが減っていく替わりに、……..オキシトシンの分泌が増加した結果、オキシトシン的愛情を獲得することに成功されたからに他ならない。PEAは、微量ですが…….にも含まれることがわかっていますので、恋愛期間中に………..もし3年以上もPEAが働き続けて熱烈な恋愛感情が続くとしたら、それは…….
恋が安定して愛情が深まってくる時期に登場してくるオキシトシン的愛情が大切になってくる。のぼせ上がっていた熱々カップルも、……….その時期にオキシトシンがちゃんと分泌されているか否かが、二人の行く末と言いますか運命を決めるというわけですね。
オキシトシン的愛情によって生じた愛着とは………という心が育まれるわけです。
今週の格言
『人が天から心を授かっているのは人を愛するためである』byボアロ
『敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい』by聖書
聞き逃された方は、
ラジコ(radiko)で