2024.8.13
Dr.深堀のラジオde診察室 2024年08月10日「親の加齢の受け止め方」
幼いの頃から持ち続けてきた「親=頼れる存在」というイメージは、人間いくつになっても無意識に持っているもの。人は必ず老いていくものであり、「老い」や「死」は誰にでも平等に訪れるもの。そうした動かし難い現実を、頭の中ではわかっていても、実際、会うたびに衰えていく親の姿を目のあたりにすると、この現実をどう受け止めていいのか分からなくて動揺したり戸惑ってしまうことはよくあることです。親が元気で頼りがいがあればあったほど、そのギャップは大きいでしょうし、不安を覚えつつ困惑してしまうのは。むしろ自然な感情とも言えるでしょう。 

そんな時に知っておくべきことは、……。 

① 「……と割り切る」 

人は老いると…..精神面でも身体面でもどんどん衰えていく、…..子供や孫のことが一層気がかりになる。 

 

② 一緒に思い出作りをする。 

思い出となるものを作る行為は極めて有益で、……と結論づけられている。 

例えば……..と幸せで楽しい時間を共有できますから、それでまた家族の絆は深まります。 

 

③ 「辛い感情から…..」 

予期悲嘆に対処するためには、……が明らかにされている。 

例えば、親がガーデニングがお好きだとしたら、….を嘆き悲しむのは仕方のないことですが、それを人生の一部として受け入れ、普通の状態にすると考える。予期悲嘆というものが手に負えないほど辛く感じる時は、…..自分は状況に対処できるという自己効力感も強いからですね。ネガティブ感情が少ないため、たとえ悲嘆の過程にあっても、全体的に健全な方向に活動していくことができるからだとされている。ユーモアが豊富で、…..が持つ癒しの力は、……、話しやすい雰囲気づくりに役立ちます。何か深刻な話し合いを始める際になにがしかのユーモアがあれば、難しい話もちょっとはスムーズに運びやすくなりますからね。……老化に伴う変化に適応し、前向きな姿勢を維持するよう力づけることだって可能ですからね。予期悲嘆は、我々の愛情の深さや、親との繋がりを反映した深い感情から生まれるもの。…….、結果、親についての理解が深まり、ひいては互いの絆を強めてくれる。 

 

④ 当然の事ながら….を大切にする。老いた親との…..親がどのような話題に興味を持っているのか、どのような表現ならば…..をなくすことも必要になります。 

 

⑤ 「親の立場に立って考える」 

親がお歳を召してくると身体の健康や精神的な問題が色々と起きてきます。そうした親の立場に立って考えることで、親のニーズを満たすことができる。 

生活能力にある程度の制限….親は子供よりも長い人生経験から得たそれなりの価値観や考え方が……を尊重することも大事です。親が老化した時に辛いのは周りの子供たちばかりではなく、最も辛いのは実は親本人なのかもしれませんから、そうした親の状況を想像してあげるのは親の老化が辛い時の対処法の一つ。 

 

⑥ 「自分の時間を大切にする」 

自分の親が老化するのを見ていると、….親が認知症になって思いもしない行動を…..親の問題が原因で….も良くない。そのような気持ちになってしまう時ほど、自分の時間を大切にして欲しいですね。 

今週の格言 

 『私たちに偉大なことはできません。偉大な愛で小さな事をするだけです』byマザー・テレサ 

 

聞き逃された方は、ラジコ(radiko)

 
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