2023.5.22
Dr.深堀のラジオde診察室 2023年05月13日 「認知心理バイアスのご紹介第2弾」
認知バイアス:物事を判断する際に、直感や今までの人生経験に基づく先入観、あるいは他人からの影響など、様々な理由によって論理的な思考が妨害される心理現象。

 

「正常性バイアス」:大きな災害に見舞われても、こんなことは起こるはずがない、信じられないと捉えてしまって、今、目の前に起きていることは何かの間違いか訓練なのではないかと思い込んでしまう。

「多数派同調バイアス」:過去に経験したことのない出来事が突然身の回りに起きた時、周囲にいる多数の人の行動に左右されてしまうというもの。

どちらも災害心理学に関係する大切な認知心理バイアス。

「確証バイアス」:人は。。。。。に集めてしまう。

「情報バイアス」:。。。。

「記憶のバイアス」:根っから。。。。

 

認知バイアスは、100種類以上あると考えられています。

「ダニング=クルーガー効果」:能力の低い人は。。。。、自分を過大評価する傾向がある。能力が低いから自己評価ができない。

「自己奉仕バイアス」:自分のミスは。。。。。、他人のときは「他人その人自身に原因がある」と感じることですね。やがて人に嫌われますので、日頃からこの自己奉仕バイアスには囚われないよう意識づけをてください

「注意のバイアス」:人は無意識のうちに、。。。。。という点に偏りが生じている

「敵意帰属バイアス」:人の何気ない行動を「悪意のある行動だ」と感じてしまう

「信念バイアス」:結論が妥当であれば、。。。。と誤認したり、あるいは「結果が良くなければ、過程も否定される」といった思考の癖

「後知恵バイアス」:人は物事の結果を知った後に、。。。。。。。言うなれば後出しジャンケンのような思考ですね。

「内集団バイアス」:自分が所属している集団は、。。。。。。と比較して内集団の人に、より好意的に接することも内集団バイアスに含まれます

 

認知バイアスを防ぐために最も有効な手段:「何かを決める際に、自分なりの判断基準をしっかりと持つようにする」

 

今週の格言

  『百の不幸があれば、百の幸福があるはずです』by坂村真民

 これもまたインパクト・バイアスというものでして、不幸な出来事があると脳がそれを修復して、やがて幸福度は元に戻るということ。

 

聞き逃された方は、ラジコ(radiko)

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