カサンドラ症候群とは、まだ病名としては確立しておらず、自閉スペクトラム症の夫または妻、あるいはパートナーや友人と情緒的な相互関係が築けないため、その相手である配偶者やパートナー・友人に生じる身体的・精神的症状を表わす。
なりやすい人の性格
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カサンドラ症候群に陥る何かきっかけとは
妻の妊娠や出産時期に自閉スペクトラム症の夫の言動が妻の常識から大きくズレていたため、自閉スペクトラム症の特性に気づかれるケースが多い。。。。。。。。。しかし、夫には決して悪気があるわけではなく、感情がないわけでも冷血なわけでもない。妻が苦しんでいる様子を見た時、妻の感情に寄り添うのではなく、妻が苦しんでいるという目の前だけの問題を解決しようとしてしまう。自閉スペクトラム症の人たちは、してほしいことをはっきりと具体的に伝えてもらわなければ理解できない。
家庭以外では、夫には何も問題がなさそうに見えるため、カサンドラ状態にある妻が抱える主な苦悩は、そうした夫の特徴が、長い間周囲の人々に理解されず、また、夫や夫の実家、友人たちから「妻のほうが悪いのではないか」と言われること。
カサンドラ症候群の症状
片頭痛・体重の変動。中には、「夫がそばにいるだけで動悸がしてくる」・無力感、孤独感、絶望感を募らせて、抑うつ状態を引き起こすこともある。
カサンドラ症候群は、まず理解していただきたいのは、「どちらか一方が正しくて、どちらか一方が間違っているという問題ではない」、「どちらがが悪いと言える代物ではない」
カサンドラ症候群の治療法や対策について
対症療法的には抑うつ症状や不安障害について、薬物療法や認知行動療法などによるアプローチをする。
根本的には、自閉スペクトラム症のあるパートナーとの関係性の改善や変化を目指さなければならない。
① 自閉スペクトラム症の特性や対応方法について、書籍やネットの情報サイトなどで調べて学ぶ。。。。。。。。。。。。。。。。特性は十人十色ですからね。
② 。。。。。。。。。。
③ 。。。。。。。。。。。。
カサンドラ症候群のある人が相談する場所
自閉スペクトラム症への理解や知見のある発達障害者支援センター
発達障害専門外来を持つ精神科などの専門機関。
パートナーとの関係が自閉スペクトラム症の特性や症状について話し合える段階の人はご一緒に相談に行かれるといいですね。
全国各地に、カサンドラ症候群当事者による自助グループがありますので、ネットで検索。カサンドラ症候群は、周囲に悩みを相談しても理解してもらえず、孤独感を感じてしまうものですが、同じような悩みや辛さを抱えた者同士が、お互いに支え合い、励まし合うことで、問題の解決や克服を図る活動がある。
身近な居住地に利用したい自助グループがあるかどうかの情報は市区町村、保健所、精神保健福祉センターなどにお問い合わせください。
してはいけないこと
パートナーに自閉スペクトラム症の診断を強要しない。。
無理に医療機関での受診や診断を勧めますと、自閉スペクトラム症の本人の気持ちを傷つけてしまい、関係がこじれることもあるかもしれません。。。。。。。。。。。
カサンドラ症候群の一番の問題点は、そうした相手との問題が、周りの人に理解してもらえないことですね。妻にとってまず大事なことは、「そうした特性を持つ夫と生活して困難を抱えているのは自分だけではなかった」、「周囲に理解してくれる人がいてよかった」、「苦しいのは自分だけではなかった」と安心すること。そして、夫婦で孤立しないこと、カサンドラ症候群のある人はパートナー以外の相談先を持つことが肝心です。
今週の格言
『傷つけられた時こそ、生き方は試される』by日野原重明
聞き逃された方は、
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