2021.3.8
Dr.深堀のラジオde診察室 2021年3月06日 認知症の予防法とアニマルセラピー
アルツハイマー型認知症対応薬「アデュカヌマブ」は近日中承認待ち アルツハイマー型認知症予防薬「レブカネマブ」の治験が開始されているものの、現在大部分の認知症疾患において根本的な治療薬はない。 現在の認知症の治療は進行を緩やかにし、生活の質を保っていくためのもの。   MCIと診断された方、予防法を実践されて認知症の進展予防に取り組みましょう。 予防法は簡単に言えば運動と頭を使う事 「運動療法」は治療法として2010年に認知症疾患治療ガイドラインでも有効性は確立されている。 例えば「階段しりとり」 段の一段を右足から登り、左足から降りるのを繰り返しながら一人で頭の中でしりとりをやる。体操しながら考える。週4回こうした運動を2か月連続けたところ、認知症の高齢者に顕著な効果が認められたと報告がある。   頭を使う 脳トレーニング 例えば:毎日日記を書く・昔の事を回想する・簡単な計算を練習する・塗り絵を書く・楽器を弾く、知的好奇心を持ち続けることが大事。   回想法:昔を思い出して苦労話や自慢話を語ってもらい共感を持って聞くことで一体感が生まれ認知機能が高まる。   音楽療法・園芸療法・芸術療法・ペット療法・認知刺激療法などがある。 脳を健康に保つには、人とのコミュニケーションを交わすことがとても大事。利用者が限定されていない認知症カフェ等を利用されるのもいい。   食事や食材 オリーブオイル・牛乳・ココナッツオイル・カレー(クルクミン) カフェイン=記憶力を高める機能があるが摂りすぎ(400mgまで)に注意   アニマルセラピー 明確な医学的エビデンスはないが、効果は大きいと言われている。 ペットを飼う事で、ペットの動きを目で追うことで空間視野も広がり、ペットに声をかけで情緒の相互交流・注意力の向上・「ペットの為に散歩しよう」と運動の機会が増え、副交感神経を活性化してリラックスできるようになり、ペット友達が増え、交流が深まり地域の人とのコミュニケーションもとれるようになる。 ペットを飼う事は、いつどれだけご飯やおやつをあげたから次はいつなど覚えておかないといけないこともたくさん出てくる。ペットに話しかける事で、ペットが反応しコミュニケーションが成り立つ、口数も増えておのずと笑顔も増えてくる。   「青春とは年齢でなく、心の在り方である」byサムエル・ウルマン
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