ルッキズム(lookism)とは、アメリカ発祥の言葉で、見た目を指すlooksと主義ismを合わせた造語でして、日本語にしますと外見至上主義、つまり人を見た目で判断することを表す言葉なんですね。特に「身体的に魅力的でないと考えられる人々を差別的に扱うこと」を指す言葉で、美しさや格好良さが学校や職場などの人間関係において強い影響力を持ち、見た目が魅力的な人ほど優遇されるような状況を指す。
ルッキズムでいう美容体重は厚生労働省が健康管理の指標として使用しているBMIという指数になおすと15.6になる。BMIの標準範囲は18.5~25の範囲で、適正は22、18.5未満は痩せ過ぎなので医学的には明らかに健康的ではない。
醜形恐怖症:別名身体醜形障害あるいは醜貌恐怖症。人から見たらそれほどの欠点ではないのに、本人が自分は醜いとか、身体のある部分の形が人より劣っているなどという観念にとらわれて苦しまれる心の病気。
メラビアンの法則:表情や視線など見た目や仕草による視覚情報が人に与える影響は全体の55%、声の大きさや話すスピードなどの聴覚情報は38%、会話そのものの内容である言語情報はたったの7%である。
メラビアン博士は、矛盾した情報を与えられた人は何を優先して相手の感情や態度といったものを判断するのかという事を調べた結果、視覚情報、聴覚情報、言語情報の順で優先されるという事を立証したのであって、人は見た目が重要であるといったようなことを言ってるわけでは決してない。
今、世界ではSDGsの目標の一ッである「人や国の不平等をなくす」につながる考え方として「反ルッキズム」という動きが広がりを見せてきている。
ルッキズム(外見至上主義)の危険性
a:摂食障害:食行動を中心にさまざまな問題が生じてくる病気。単なる食欲や食行動の異常ではなく、。。。。。。。。。。。が特徴の病気。摂食障害の中には、短時間のうちに大量に。。。。。という歪んだ認識をもつ神経性食思不振症や拒食症なども含まれます。
摂食障害の方の心理状態:
①ボディイメージの障害
②どんなに瘠せていても。。。。。妄想なんです。
③スリムな女性の体型こそに価値があるという社会文化的な要因。
④大人の女性の体型に。。。。。の心理的要因
⑤脳の。。。に原因があるとする生物学的要因。
どれくらい瘠せたら摂食障害あるいは拒食症とされる?
精神医学的な診断基準があるのですが、おおざっぱに言えば。。。。。。に摂食障害もしくは拒食症と診断されます。
b:拒食症:食べたくても食べられなくなる病気ですから……….を下回る低体温になるのも特徴的ですね。
体温が下がってしまう原因
①栄養不足からくる甲状腺ホルモンの減少が挙げられますね。。。。。。。。必然的に体温が下がってしまう。
②摂食障害で拒食症や過食症になると食べ吐きを繰り返すため、。。。。。低体重になる恐れがあるので注意が必要。。。。。。。。腎機能障害が現れたりもしますから命がおびやかされる怖い病気。
C:メンタルな合併症
うつや不安、こだわりが強くなります。
治療は
重症の場合は当然入院治療が必要。。。。。、ありのままの自分でいていいことに何とか気づかせるように持って行きます。
ご家族が心配するあまり、。。。。。。。。。逆効果ですので、そうした軽率な発言は控えて、食べることのみを促すのではなく、「体調が悪そうだから一度病院に行って診てもらいましょうよ」と優しく声をかけてみられてはいかがでしょうか。
今週の格言
『私の体型が、私の価値やどれくらい健康であるかをきめつけるものじゃないって学んだの』by アシュリー・ドロー
聞き逃された方は、
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