トラウマがフラッシュバックするメカニズム
フラッシュバック:症状の最大の特徴は、「思い出したくないのに、唐突にトラウマとなる体験が繰り返し思い出される」PTSDいわゆる心的外傷後。。。、不快感が続く状態になることを指します。言い換えれば、トラウマとなる状況が頭の中で何度も再生される症状なんです。思い出そうとして思い出しているのではなく….と反応してしまう状態のことですね。
トラウマ:出来事や体験そのものを指す。最近日常的に使われている。。。と、心が本能的。。。。。。
PTSD(心的外傷後ストレス障害):震災などの自然災害や火災、。。。。病的なストレス反応、一ヶ月以上に。。。。。が続いている場合には、PTSDと診断される。
トラウマとかPTSDとは、命に関わるほどの極端なストレスにさらされた場合に生じるもの。ただ、誰もが必ずPTSDを発症するということではない。心理的なストレスと感じる程度について個人差があって、生まれ持った性格もその要因の一つではないかと考えられている。
フラッシュバック現象が再体験症状と呼ばれるのは
フラッシュバックは、。。。。。最悪の瞬間と関連して起こる。
現在と過去が折り重なるようになって区別できなくなり、。。。。。。。
トラウマのサイクル:「恐怖と無力感の体験をして、身体が凍りつき、そして、覚醒することを繰り返すもので、これは恐怖と凍りつきが互いに燃料を供給し合う悪循環を示している。これが私たちを飲み込み、トラウマのブラックホールに閉じ込めるメカニズムである」*1
フラッシュバックの克服法
自分のトラウマを変えるアプローチ:
「。。。。。が起きた時に、その思いを紙に書き出す」
「フラッシュバックが。。。。。。。」
外部のきっかけを変えるアプローチ
カウンセリングを受ける(心療内科やメンタルクリニックを受診して話を聴いてもらう)
トラウマの起点となった避けていた場所に、安心できる人と一緒に、少しだけ近づいてみるのを繰り返してみる。
「思い切って環境を変えてみる」
心療内科やメンタルクリニックでの治療
状態がある程度落ち着くまでは、抗不安薬や抗うつ剤などでの薬物療法が中心
心理療法:持続エクスポージャー療法(PTSD治療のための認知行動療法プログラム)
自分を落ち着かせるための呼吸法・「現実エクスポージャー」・「想像エクスポージャー」
フラッシュバックを克服する上で、最も大切なことは、「。。。。。。。」ということを理解されるということです。少しずつ恐怖や不安をやわらげ、。。。。を増やすことで、トラウマとなる出来事を考える時間を減らすことが最善の克服法だと思います。
今週の格言
『この世で最もお金がかからず、そしておそらく最も効く薬は言葉だと思います。傷を克服して自由になろうとする人を手助けする言葉です』byレディ・ガガ
*1ピーター・A. ラヴィーン著「トラウマと記憶;脳身体に刻まれた過去からの回復」
聞き逃された方は、
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