人の目が気になるということは、人類の歴史上、それが生存を維持するのに欠かせなかったからです。古来より生物的には群れから離れると生存の可能性が低くなりますので、何とか群れの中に残っていたいと思っていた。ところが、他人から嫌われたり、ルールやモラルに反する行動をとると群れから追い出されます。そこで、他人から嫌われることやそのように思われていることに「恥ずかしさ」という感情を持つことで、その危険性を減らそうとしたわけです。つまり、恥ずかしさという感情は、自分が属している社会やコミュニティーから排除される危険があると認識する一種の自己防衛本能。
恥ずかしがり屋の心理的原因
① 「。。。。。。。。。。」。。。。。。。。。
② 「人と違っていると感じるから」人は、他人と違っていると感じた時に恥ずかしさを感じます。恥ずかしがり屋な人は、自分は人と違っていて、普通じゃないと思い込んでいるところがあるんです。特に、日本人は他人と比べて目立ってはいけない、皆同じが一番良いという信念というか風潮が一般的に根付いてしまっていますからね。
③ 「他人が気になる」。。。。。。。。。。
④ 「。。。。。。。。」。。。。。。。。。。。。
恥ずかしがり屋なのは、やっぱり遺伝的影響もある?
性格の遺伝は概ね50%ぐらいと言われていますから、恥ずかしがり屋の性格的特徴が遺伝によって特徴付けられていることも半分くらいはありますね。
恥ずかしがり屋の克服方法
① 「場慣れする」決して「上手くやろうと思わない」ことも大事ですね。
② 「。。。。。。。」自分の人生、一番大切にすべきなのは自分自身である。
③ 「恥ずかしがる自分を気にしない」人間なら恥ずかしい気持ちを持つのは当たり前
④ 「。。。。。。。。」恥ずかしがり屋は、実は、自己中心的な性格
社交不安障害について
恥ずかしがり屋が極端になって重症なものになりますと、昔は対人緊張症とか対人恐怖症とか、赤面恐怖症とか視線恐怖症など色々な言い方をされてきましたが、近年、これらは性格の問題ではなく、実は脳の病気であって、社交不安障害という病気であることが判明、根本的な治療もできるようになってきた。
社交不安障害は、決して特別な病気はなくて、アメリカでは7~8人に1人がこの病気で苦しんでいると言われています。
日本での発症数は、約300万人以上とされていますからね。
社交不安障害の症状
顔が赤くなったり青くなったりする。顔が硬直したり、汗をたくさんかいたり、頭が真っ白になる、めまいがする、声が震える、もしくは声が出ない、口が乾く、息が苦しくなる、手足が震える、動悸がする、吐き気がする、胃腸の具合がおかしくなる、尿が近いあるいは出なくなる、等々ですね。
社交不安障害の原因
詳しいことはまだ解明されていない。。。。。。。。。のバランスが崩れ、神経が過敏な状態におかれることによって発症すると言われています。
社交不安障害になりやすい性格
真面目で責任感が強い、心配性で完全主義、人からよく思われたいと思いがちな人、元々人との交流が苦手で人との交流を求めない人。
社交不安障害の治療
心理療法や薬物療法などがあります。
だいたい3週間から12週間くらいで症状が改善するのが一般的ですので。すぐ再発する可能性があるので約一年くらいは服薬を続けることが必要
今週の格言
『極度にあがる人は、実は他人が怖いのではなく、「他者が見ている自己」を気にしすぎているのだ』by深堀元文
聞き逃された方は、
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