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Dr.深堀のラジオde診察室 2026年2月28日 「いじめは終わらない ― 拡散というもう一つの暴力」

いじめの根源は「不安」である

■ いじめる人の心理

① 強い劣等感
プライドは高いのに、自分に自信がない。
だから「弱い人」を下げることで、自分の位置を相対的に上げようとする。

② 気が小さい
本当は怖い。拒絶されるのが怖い。
だから安全に勝てる相手を探す。

③ ……..
精神分析で言うところのタナトス(破壊欲動)を、他人に向けることで発散する。

④ 集団内での権力確保
「自分は上だ」と過剰にアピールする。
集団のヒエラルキーの頂点にいないと不安だから。

⑤ …..傾向

⑥ サイコパス的特性
道徳感情が弱く、共感の回路が乏しい。

しかし、どのタイプであっても根っこには不安が潜んでいることが少なくありません。

■ なぜいじめはなくならないのか

人間には本来、集団に従わない存在を排除する傾向があります。

心理学ではこれを黒い羊効果、
そして内集団バイアスと呼びます。

集団をまとめるために、時に「理由なき攻撃」が生まれる。

だからこそ、簡単にはなくならない。

■ いじめ動画拡散者の「乖離」と「万能感」

スマホ越しの暴力は、現実感を薄めます。

目の前で起きているはずの現実が、
画面の中の“コンテンツ”に変わる。

すると共感の回路が切れ、
「これは現実ではない」と脳が錯覚する。

さらに
「自分が拡散することで世界が動く」
という万能感が生まれる。

しかし実際は誰かの心の傷を生む。

■ 被害者の再トラウマ化

動画が拡散され続ける限り、
被害者は何度もその瞬間を再体験させられます。
逃げ場のない二次被害、
いえ、三次、四次と続く持続的外傷です。

■ 病んだ連鎖を止めるために3秒、立ち止まる。

■ SNSリテラシーとは何か

それは単なる「情報の扱い方のルール」ではあってはいけない。

自分と他人の心を守る哲学です。
これは技術教育ではなく、心の教育です。

■ 親が子どもに伝えること

小学生もスマホを持つ時代。

親が初めてスマホを渡すとき、私は

「…………….」

家庭で決めたい3つのルール
……

■ 子どもへの伝え方

「拡散しちゃダメ!」ではなく、

…………..

デジタルな世界が広がるほど、
情報の濁流から帰ってこれる港である必要があります。

家庭は、情報の濁流から帰ってこれる場所。

■ 今日の格言

「問題をただす方法はいたって単純だ、ちゃんと教育するしかない」by— フランク・レーガン(ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜)

スマホのない時代には戻れません。

だからこそ、
心の教育をあきらめないこと。

聞き逃された方は、ラジコ(radiko)

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