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Dr.深堀のラジオde診察室 2026年2月21日 「おとなのADHD」

## ADHDは“子どもだけ”のものではない

ADHD(注意欠如多動症)はよく「子どもの発達障害」と思われがちです。
しかし実際には、**ADHDは生まれつきの脳機能の特性**であり、「子ども用」「大人用」と分かれているわけではありません。

子どものころは、
・家族のサポート
・学校という比較的構造化された環境
・「個性」として受け止められる雰囲気

こうした要因によって目立たなかった特性が、
大人になり社会に出てから、責任や自己管理を求められる場面で顕在化することがあります。

そのため、**大人になって初めて診断されるケースも珍しくありません。**

## 発達障害とは何か

発達障害とは、**生まれつきの脳機能の発達の偏りによって社会生活に支障が生じる状態**をいいます。

育て方や環境が原因ではありません。
遺伝的要因の影響が大きいとされています。

発達障害は大きく分けて次のようなものがあります。

* **広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)**
コミュニケーションや社会性に困難がみられます。
* **学習障害(LD)**
* **ADHD(注意欠如多動症)**
不注意、多動性、衝動性が特徴です。

発達障害の特性を持つ方は、**全人口の10~20%程度**とも言われています。
決して珍しいものではありません。

## 大人のADHDの主な症状

### ■ 不注意
* ……..が多い、忘れ物が多い、気が散りやすい …….できない。先延ばし傾向がある
* 短期記憶(ワーキングメモリー)が弱い

### ■ 多動性・衝動性

* 思いつきで発言・……にハマりやすい。遅刻が多い

意外かもしれませんが、**誰にでも当てはまりそうな症状**が多いのが特徴です。

違いは「頻度」と「生活への影響の大きさ」です。

## なぜうまくいかないのか?

ADHDでは、……、脳の特性**なのです。

## 合併しやすい心の病気

ADHDの方は、

* うつ病
* 不安症

などを合併しやすいことが分かっています。

「生きづらい」「自分はダメだ」と感じ続けてしまう前に、早めに医療機関へ相談することが大切です。

## 大人のADHDはどのくらいいる?

大人のADHDは**約2~2.5%**とされています。
決して少なくありません。

歴史上の人物では、**坂本龍馬**のように、
ADHDの特性があったのではないかと指摘される人物もいます。

## 診断はどうやって行うの?

診断は主に**質問票による評価**から始まります。ただし、自己記入だけで決まるわけではありません。

これまでの経過、生活歴、困りごとの内容などを含め、
総合的に判断します。

## 治療について

### ① 心理社会的治療(環境調整)

* ….を決める。…..に持ち歩く。作業を「見える化」する。手を動かす習慣を作る(集中力アップ)

「気合い」ではなく、**仕組みで補う**ことが重要です。

### ② 薬物療法

現在、ADHD治療薬は….(主に4系統)。
## ADHDの“強み”
* 発想力が豊か, 新しいことに挑戦する勇気がある,決断が早い,感覚が鋭い,行動力がある

周囲の理解とサポートがあれば、
これらは大きな武器になります。

変化の激しい現代社会において、
むしろ必要とされる特性とも言えるでしょう。

### 今週の格言

**あきらめる理由を探すんじゃなく、あきらめない理由を探せby三浦和義**

あなたの特性は、
きっとどこかで誰かの力になります。

もし「生きづらい」と感じているなら、
一人で抱え込まず、専門家に相談してください。

それは弱さではなく、
自分を大切にする第一歩です。
聞き逃された方は、ラジコ(radiko)

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