2023.5.8
Dr.深堀のラジオde診察室 2023年05月06日 「若者の間に蔓延するオーバードーズ」
Overdose:薬を使うときの一回あたりの用量(dose)それが過剰(over)、薬物を過剰摂取する行為。 

ODしている子供たちも積極的に死にたいと考えてやっているケースは少ないようです。むしろ、今ちょっとでもいいから消えたいな、その場からいなくなりたいなというような気持ちでODしてしまっている。  

彼らはそうした行動をとってしまうのでしょうか。 

様々な不満やプレッシャーからくる閉塞感に苦しみもがいた末に、一時的にでも現実から逃避しようとある種の。。。。を求めて、市販薬を。。。。にたどり着いてしまう。 

意識が朦朧とし、。。。。錯覚に陥ることができる。薬の効果が切れると、また現実という彼らにとっては耐えがたいストレス世界が襲ってきて、さらに絶望感がつのる。。。。。依存症という負のスパイラルにはまってしまう。 

市販薬の中にも、実は覚醒剤や麻薬のような作用を生じる成分が含まれているものもあり。。。。。、薬なしでは生活できないという状態になってしまうこともある。 

薬物乱用防止と聞きますと、まず覚醒剤のことが頭に浮かびますが、薬物乱用防止の啓蒙活動が行われています。そうした啓蒙活動はお酒や市販薬などの身近な薬に対しても行い、ネット対策子供たちに正しい理解を促さないとならないということですね。 

ネットのプロバイダやネット通販会社は、。。。。。そして法的な整備もまた早急に必要です。 

医薬品のインターネット販売が自由化になりました。そうした薬の販売に関わる業者の方々には、このODの問題も考えて欲しい。 

買う側の心の問題をどうにかしないとこの問題は解決しない。実際、患者さんの増加が目立ってきている。 

 

増加している理由 

現代社会が、生きにくく、適応しにくい社会になってきている。 

生活様式の急激な変化が。。。。。 

SNSで通称「病み垢」というものがあり、“いいね”が来たり、フォローされたりもすから、なんだか共感されてるって感じがして余計にのめり込んでいく。 

 

子供たちの間で広がるうつ病について。 

思春期のうつには、三つの顕著な特徴が認められます。 

「好きなことしかやらない」 

「。。。。。。」 

「食欲が。。。。。」 

この三つがそろったら中等度以上のうつを疑うべき。 

うつ病の場合、叱ったりするとメンタルをさらに追い詰めることになりますからね。 

心の病気を疑って専門医にご相談。。。。。。 

 

子供たちがうつ病にならないように防ぐ手立て 今蔓延しているデジタル依存症というものから子供たちを守る。理由を解析した結果、。。。。自殺傾向がある。 

薬を使うのは決して個人の自由ではありませんし、医薬品の適正使用を守らないオーバードーズはれっきとした法律違反であり、周りにいる多くの人に迷惑をかける行為であるということを皆が理解すべきですよね。 

 

今週の格言 

 『悲しみ、苦しみは人生の花だ』by坂口安吾 

 

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